消毒・滅菌について


消毒・滅菌につい

※当医院は新型インフルエンザ、O157、ノロの他の感染対策もしっかり行っております。

歯科医院は安全なのでしょうか?

歯医者さんでの治療中に、『消毒は大丈夫なんだろうか?』と思われた人も多いと思います。

ご安心ください。
私たちは患者さんの目に触れないところで 真剣に「消毒・滅菌」について学び、そして実践しています。


エイズ、肝炎、もちろんインフルエンザなど、人から人へとうつる病気の仕組みはどんどんと明らかになってきています。


このような病気が病、医院でうつる、ってことはないのだろうか・・・と思われる方も少なくないと思われます。

ただ、病院、医院に行った時「消毒・滅菌はどうしているのですか?」と聞くことのできる人はなかなかいないのではないでしょうか?

どうしても患者さん側からスタッフに質問する、ということがははばかられる質問なのでしょう。

そこで、当医院の「消毒・滅菌システム」についてお話したいと思います。

※肝炎、エイズなど血液を介した感染予防について

 エイズや肝炎に感染した人は、症状があらわれていなくても、血液などにウイルスが存在します。日常生活では感染することはほとんどありませんが、「血液を介した感染」が歯科医院で可能性のある問題だと思います。

歯科医院は安全でしょうか?
待合室では:
 本人が自覚しているか否かにかかわらずエイズや肝炎の感染者が、歯科医院で受診することは考えられます。また一見健康そうに見えても、いろいろな病気の人も来ます。
病気によってはうつる可能性もあります。たとえばインフルエンザなどは、唾液中にウイルスがあるので、飛沫感染でうつります。

一方、エイズなど感染者の唾液にもウイルスはありますが、血液中と比べてもとても少なく、かなりの量の唾液をあびなければうつらないとされています。
ですので待合室で感染する可能性はありません。

高山歯科医院での消毒・滅菌の取り組み

診療室:
 同じ椅子にすわっても感染することはありません。

患者さんごとに使い捨てするもの

・紙エプロン
・紙コップ
・ヘッドレストカバー(頭を置く台のカバー)
・滅菌パックを置く紙トレー

※医師が治療に使うグローブ(手袋)  他

・チェア周辺、うがいの水が出るところ(スピットン)は消毒効果のある薬を浸した綿花で
一人一人、治療が終わるごとに十分な消毒をします。

治療中は:
 治療に使う器具は患者さんごとに取り替えて使用
 (それぞれの器具に応じた消毒・滅菌)

※歯を削る器具(ハンドピース)・・・ハンドピースやバキュームの機能等については、逆流防止装置など感染防止の工夫がなされています。

※もっとも感染の危険性の高い注射液、注射針、メスは、すべて使い捨てです

 

高山歯科医院での消毒法は?

小さな器具(高温高圧に耐えるもの・・ほとんど全て)は使用後、
流水による水洗後
         ↓
除菌・タンパク分解剤の入った超音波洗浄器にかける
(超音波により細菌や細かい汚れをふるい落とす)
         ↓
器具を再び水洗い後、個別に滅菌パック
         ↓
滅菌パックのまま132℃のオートクレーブで高圧蒸気滅菌・乾燥
※これにより全ての細菌・ウイルスが完全に死滅
         ↓
滅菌パックを直前に開いてから治療を開始




※綿花・ガーゼなども、オートクレーブで滅菌、乾燥

その他、高温高圧に耐えられない機器は「デンティスターⅡ」で高温のオイルの中での殺菌をしています。

※滅菌・殺菌後は、保存箱に入れて保管しています。

※エイズウイルス等の感染力は、B型肝炎ウイルス(感染力の強いウィルス)に比べて弱いので、殺菌方法はB型肝炎ウイルスに対する方法で十分だとされています。

皆様が安心して治療を受けていただけるよう私たちは最大限の注意を払い感染予防に取り組んでおります。

超音波洗浄機 オートクレーブ デンティスターⅡ